開業歯科医の想い Ⅱ
豊歯会の在庫を譲り受け、新たに図書コードを得ました。
NPO恒志会から再販します。
-片山恒夫論文集の帯から-
歯科医の生き甲斐は、患者の感謝と信頼のなかにある。
歯科医学の進歩は、まさに日進月歩とめまぐるしく、早い。
我々専門職の責任から、新進の学術を身につけなければと、まことに忙しい。
どの職業のひとも同様に忙しく、他の職業の進歩、変革を理解している暇などない。
そのような二人が、主治医と患者として出会ったとき、両者の知識には大きな開きがあるのが 当然だ。
分かっていながら両者共に、十分信用してかかる気は薄れている。
とすると新進の治療術式は、不理解、疑惑の目で迎えられれば、その効果は十分には現れない。
治療中もその後も、依然、病因が残存すれば、結果は当然悪い。
不信は現実化し、固定する。
信用されようと好感を与えるのに腐心し、機会設備を飾り、巧妙に説明したとてかえって用心 される。
そのうえ結果が不味ければ一層悪い。
具合よく長持ちしてこそ信用を生み、信用されての治療結果は良い。
結果こそがすべてを決める。
具合よく長持ちさせる鍵は、まず病因としての口腔不潔が改善されたか、どうかにかかる。
解決点を考え、見つけ、実行してきた50年にわたる記録である。(内容は以前と同じです)
新版!
歯槽膿漏 抜かずに治す
「抜くか抜かないか」
「どういう時に抜くか」の議論は、不要で不毛です。
「抜かずに救うにはどうするか」が歯科医には大事です。一生、自分の歯でかむために
独自の方式を編み出し50余年、治療に立ち向かってきた名歯科医が、「抜かずに治す方法」のすべてを公開する。.....................................................................................................................................
怠けることなく養生に励み、初めの4ヶ月の間に抜けなければ、医患の共同作業によってぐらついた歯もまず救える・・・というのが、私の築いた治療法の真髄です。
この方法のポイントを余さず収めるよう全力をかけて努力しました。-片山恒夫-
虫歯から始まる全身の病気
隠されてきた「歯原病」の実態
-歯科学は口腔医学に、そして口腔医学こそ最前線の医学にならなければならない!ー
あらすじ
恒志会の生みの親である片山恒夫博士が尊敬してやまなかった、真の口腔医学の 偉大な先駆者、開拓者であるウエストン・プライス博士は、一粒種の令息を心臓病で 急死させた。
以来、四半世紀に及ぶ研究をつみかさねた博士は、虫歯が愛児の死病の「引き金」 となったこと、多くの深刻な全身病がじつは口腔内の病巣が引き起こしたものであることを つきとめ、「歯性感染」(1923年)を著してこの事実を公表したが、内容が衝撃過ぎたためか、 長年真実が隠されてきた。
この事実を偶然知るところとなったジョージ・E・マイニー博士が、使命感に燃えてここに 「真実」を報告する。ジョージ・E・マイニー著 片山恒夫 監修 恒志会 訳
■この本を正しくお読みいただくための「座談会」を読む
■新潟短期大学学生感想文を読む
全身歯科
要約
全身が健康であるためには、口と歯が健康でなくてはなりません。口と歯が健康であるた眼には、体が健康でなければなりません。
そうなるように口と体を治療する必要があります。それが全身歯科の原則です。口はまさに全身の一部です。
すべての歯とその周辺組織は、エネルギー的につながっています。
ですから、口の中のいかなる部位であろうと、そこに何かをすれば、それが良かれ悪しかれ全身に影響します。
症状は自然の声だということを忘れてはいけない。ほんの小さな症状も何かを伝えようとしています。マーク・A・ブレーナーDDS 著 山田勝巳 訳
■書評 中村易世 日本有機農業研究会機関誌「土と健康」編集委員
■感想 小泉嘉津海 ヨコハマ ヒーリング デンタル院長
食生活と身体の退化
PPNFでは2009年に新たに3章を増補したソフトカバー版を出版しており、それに伴い当会でもソフトカバー版として翻訳・出版。
内容が充実化しており、お勧めです。
要約
現代文明と接触し食生活が「近代化」し始めた途端に、先住民の口腔や顎の構造がどんなに打撃を受け、劣化していくのか。
1930年代に世界各地で10数年にわたるフィールドワークをつみ重ね、その事実を明らかにして現代人の食生活に警鐘を鳴らしたウェストン・プライス博士の記念碑的「古典的名著」が今、読みやすい形で日本人に提供される。W.A.Price著 片山恒夫/恒志会 訳
■書評 丸茂義二 日本歯科大学名誉教授 丸茂研修会主宰 ー現代社会の悩みは解決できるー
■書評 土井善晴氏 料理研究家の土井氏は、『暮らしの手帖』で「私の好きな料理本」の一冊に「食生活と身体の退化」をあげました。
■書評 Dr. Walter C. Alvarez M. D. 米国医師 世界で初めて胃の電気的活性を調査し、診断胃腸病学部門を創設。W.C.A記念賞は有名。
なお海外にお住いの方で英語版をお読みになりたい方は、直接PPNF (PRICE-POTTENGER Nutrition Foundation) でお買い求めになるか、またはAmazon、Kindleをご利用ください。
食生活と身体の退化
ハードカバー版・翻訳本
京都大学の若き研究者らと共におよそ10年を要し翻訳されたもので、食生活が口腔内のみならず全身の健康に大きな影響を及ぼすことを明らかにした名著。
この本が、後に増補・改訂されソフトカバーになりました。
*増補・改訂前の書籍です。
DVD